

いわゆる黒電話につける留守番電話のリモコン部分。リモコン、といっても、いわゆる発光するものではなく、電話の受話器につけるとプッシュ音が出てリモートコントロールできるというしろものだ。当時は、公衆電話もダイヤル(青かったね)だったので需要があったのだろう。
なんかヤフオクで売ろうと思っていたのでなかなか捨てなかったがよく考えるといまどきの電話はみんなプッシュ発信できるので、これ自体がほしいという人は皆無だろう。諦めて捨てる。
ところで、当時ののほほんとした雰囲気が理解できるだろうか、なんと*780の4ボタンしかない。暗証番号が機種固定になっているのだ、しかもこの範囲で。(7078だったり7800だったりするわけだ)。今だったらすぐに解読できそうだし、セキュリティ的にはまったく浅い。
この留守電の本体は、ある日帰ったら煙を吹いていて(たぶんテープ巻きつきによるモーターの過発熱)、それから外してケンウッドの普通の留守電に変えたりしたのだが、なかなか捨てられず目白にいた頃(2年前)までずっと持っていたなぁ。また、この留守電、エンドレステープを買ってくれば擬似放送までできるという優れものだったし、普通のフルサイズのカセットテープが使えるのもすごかった。おかげで、コンポの脇に昔の友達の留守電の会話が入ったテープがいまだにつまれている。
